インプラント(人工歯根治療)
日本口腔インプラント学会認定施設
口腔インプラント研究センター 理事・学術委員に就任(2022年4月8日より)
歯を失ってお悩みの方へ、インプラントという選択
人は永久歯を失うと残念ながら二度と生え変わってきません。
そのため、今までは「入れ歯」などを用いるしかその部分を補う方法はありませんでした。
しかし、「入れ歯」だと固いものがうまく噛めない、発音がおかしい、また長く使っている間に合わなくなってガタついてきたりする場合があります。このように歯を失ってお悩みの方に新しい治療法「インプラント治療」をご紹介いたします。
なぜ、インプラントがいいの?
インプラントとは人工の歯根を顎の骨に埋め込み、まるで自分の歯のように噛めるようになる新しい歯科治療技術
失ってしまった自分の歯の替わりに骨との親和性の高いチタン金属の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を作成して噛み合わせを回復する治療法です。
固定性であるためガタついたりせず、自分の歯と同じような感覚で食事をしたり、お話したりすることができる新しい歯科治療の技術なのです。
自分の歯を保護しながら、天然歯のように違和感のない噛み合わせと見た目を実現
インプラント治療の特徴
特徴
- かみ心地は自分の歯とほぼ同じ
- 周りの歯を傷つけない
- 見た目がきれい
- 人工の歯が骨となじみ違和感がない
- 自分の歯を保護する
欠点
- 保健が適用されない
- 歯周病治療などの自己管理を必要とする
入れ歯(義歯)の特徴
- 隣の歯が虫歯になりやすい
- 顎の骨がやせてくる
- 自分の歯を犠牲にする
- 見た目(審美性)が悪く咬合がよくない場合もある
- 保健適用(材質によって保険適用外になる場合もあります)
両側の歯を削るブリッジの特徴
- 両側の健康な歯を犠牲にすることがある
- 歯の抜けた所の骨がやせる可能性がある
- 顎の骨がやせると歯並びが悪くなることもある
- ほとんどの場合、保健適用
こうした特徴から、最近ではインプラントが勧められています。
インプラント治療の流れ
STEP1 検査と治療計画
インプラント治療に必要な診査(CT診断、インプラント専用3Dシュミレーションなど)を行いインプラントの治療が可能かどうか、また、どのような選択をすべきかを診断いたします。その後治療の計画を立てます。
STEP2 フィクスチャー埋入の手術
歯の根に相当する部分インプラントの部品(=フィクスチャー)を手術により顎の骨に埋入する手術を行います。局部麻酔を用いて行いますので痛みを感じることはありません。安心して手術をお受けいただけます。
STEP3 治療期間(2~6ヶ月)
骨とインプラントがしっかり結合されるまで治療期間を設けます(2~6ヶ月)。
※治癒期間は骨の質などにより個人差があります。
※この間、必要に応じて仮の歯を入れることもあります。
STEP4 アバットメントの連結
人工の歯の支台となるインプラントの部品(=アバットメント)をフィクスチャーに連結します。
※この時、簡単な手術を行う場合もあります。
STEP5 人工歯の装着
インプラントを含めたお口の中全体の印象彩得(=型をとること)を行います。
その型に従い人工歯を作製します。
その後、アバットメントの上に人工歯を装着して完成です。
STEP6 メンテナンス
2ヶ月~6ヶ月の間隔でメンテナンスを行っております。
インプラント治療の終了後、インプラントを長持ちさせるためには、適切なホームケアと定期的なプロフェッショナルケアが不可欠です。
指導に従い正しい歯磨きを心掛けてくださいね。